酒さについて|新橋駅前まつだ皮膚科|皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科

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酒さについて

酒さについて|新橋駅前まつだ皮膚科|皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科

2026年4月08日

酒さについて

ー酒さとはー

酒さとは、主に顔(眉間など)に赤みやほてり、毛細血管の拡張、ニキビに似た丘疹や膿疱が現れる(ニキビのようなぶつぶつが繰り返し現れる)、慢性的な皮膚の病気です。「赤ら顔」と呼ばれる症状は複数の原因に分けられますが、酒さも「赤ら顔」の原因になる疾患です。30~50歳代の女性の方に多く見られますが、実際は男性の方にも見られます。また中学生~高校生での発症も珍しくありません。鼻が赤く肥大する「鼻瘤(びりゅう)」と呼ばれる重症型に進行することがあります。

初期には「顔が赤い気がする」「にきびのようなポツポツができるがニキビの薬が効かない」といった軽い症状から始まることが多く、徐々に赤みが持続するようになったり、毛細血管が拡張して目立つようになることがあります。

酒さは慢性的に経過する疾患で、放置すると少しずつ悪化していくことがあります。「体質だから仕方ない」と諦めている方も多いですが、適切な治療とスキンケアによって症状をコントロールすることが可能です。

 

 

 

 

ーこんな悩みありませんか?-

「顔がいつも赤くて、恥ずかしい」

「ほてりがひどくて、マスクを外せない」

「ニキビ治療をしているのになかなか治らない」

「スキンケアがしみる」

「ヒリヒリ感がある」

「ニキビのようなぶつぶつが繰り返しできる」

 

そんなお悩みはありませんか?

 

酒さの赤みは化粧でカバーしにくく、外見への影響から自信をなくしてしまう方も少なくありません。また、「ニキビ」や「アトピー」と間違われることも多く、誤ったケアや治療を続けてしまうケースも見受けられます。

見た目の変化だけでなく、肌の敏感さや不快感が続くことで、日常生活のストレスにつながることもあります。こうした症状が気になる場合は、一度状態を確認することが大切です。

 

 

 

 

 

ー原因は?ー

酒さの原因は完全には解明されていませんが、いくつかの要因が関与していると考えられています。

皮膚のバリア機能の低下

血管の過敏反応(刺激に対して血管が過度に拡張する)

免疫系の異常(皮膚の炎症反応が過剰に起こる)

毛包虫(デモデックス)の過剰増殖(皮膚に常在するニキビダニが関与することがある)

遺伝的な体質

 

悪化しやすい誘因としては、

紫外線(一番要注意)

飲酒

・辛い食べ物

・熱い飲み物

気温の変化、寒暖差

運動、入浴などによる体温上昇

ストレス、精神的な緊張

刺激の強いスキンケア製品

などが挙げられます。これらの誘因をできるだけ避けることが、症状の悪化防止につながります。

 

 

 

 

 

 

 

 

ー主な症状ー

酒さは症状の現れ方によっていくつかのタイプに分けられ、それぞれ特徴が異なります。また複数の症状を併せ持つことも珍しくありません。

 

紅斑毛細血管拡張型

顔(特に頬や鼻)の中央部に持続的な赤みが出やすく、ほてり感やひりひり、痒みを感じることもあります。初期には一時的な赤みとして現れますが、徐々に赤みが持続・悪化するようになります。毛細血管が拡張し、皮膚の表面に赤い線のように透けて見えることもあります。紫外線刺激や温度変化や緊張、アルコールなどで悪化しやすい傾向があります。酒さの中で最も多いタイプです。

丘疹膿疱型

赤みに加えて、ニキビのようなぶつぶつ(丘疹)や膿をもった発疹(膿疱)が現れます。見た目はニキビに似ていますが、毛穴の詰まりではなく炎症が主体である点が異なります。繰り返しできることが多く、赤みとともに目立ちます。酒さは診断されるまでに時間がかかることが多い疾患で、長年ニキビと診断されて改善せず当院を受診される方も多くいらっしゃいます。

鼻瘤

鼻の皮膚が厚くなり、赤く膨らみ、ゴツゴツとした見た目になるタイプです。皮脂腺の増殖によって起こり、進行すると鼻が大きく変形することもあります。主に中高年男性に多くみられる傾向があります。進行すると外見への影響が大きくなるため、早期の治療が重要です。

眼型酒さ

目の充血や異物感、乾燥、かゆみ、まぶたの炎症など、目の症状が現れるタイプです。皮膚症状と同時、あるいは単独で現れることもあり、ドライアイや結膜炎と間違われることもあります。

 

 

酒さはこれらのタイプが単独で現れる場合もあれば、複数が重なっていることもあります。初期は軽い赤みだけでも、徐々に症状が進行することがあるため、早めに適切な対応を行うことが大切です。

 

 

 

 

 

ー酒さの検査・診断ー

酒さの診断は、主に問診と視診によって行います。赤みの分布・症状の種類・悪化のタイミング・スキンケアの内容などを詳しく確認します。必要に応じてダーモスコピー検査で毛細血管の状態を観察したり、顕微鏡検査でニキビダニ(毛包虫)を確認することもあります。

酒さ(赤ら顔)は診断が難しく、見た目が似ている疾患(顔に慢性的な赤みが出る病気)は、

・尋常性ざ瘡(にきび)

・赤いにきび跡

・脂漏性皮膚炎

・接触皮膚炎

・アトピー性皮膚炎

・全身性エリテマトーデス(SLE)

などたくさんあり、それぞれ治療方法が全く異なります。複数の疾患を合併していることも珍しくないので腰を据えてじっくり治していく必要があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

ー治療についてー

酒さの治療は、現在の症状を改善するだけでなく、再発や悪化を防ぎながら長期的にコントロールしていくことが重要です。症状のタイプや重症度に応じて、外用薬や内服薬、スキンケア指導などを組み合わせて行います。

また、酒さは日常生活の影響を受けやすい疾患であるため、治療と並行して生活習慣の見直しを行うことも大切です。無理のない範囲で継続することが、症状の安定につながります。

主な治療内容は以下の通りです。

外用薬(塗り薬)
炎症を抑える薬やポツポツを改善する薬(イベルメクチン、アゼライン酸、メトロニダゾール等)を使用します。継続的に使用することで、赤みやぶつぶつの改善が期待できます。結果として皮膚の赤み自体も改善する場合もあり、またイベルメクチンやアゼライン酸は長期的に安全に使用できるため外用薬は酒さの治療において非常に大事です。

内服薬
症状が強い場合には、抗菌薬(ドキシサイクリン、ミノサイクリン、ロキシスロマイシンなど)などの内服薬を用いて炎症を抑えます。外用薬と併用しながら治療を進めることもあります。抗菌作用だけでなく、抗炎症作用を目的として使用します。治療の初期は内服薬でポツポツ・炎症を取っていく治療が大切になります。またニキビや毛穴の治療に使用するイソトレチノインも酒さの治療に用いることがあります。

日常ケア・スキンケア

刺激の少ないやさしいスキンケアを心がけましょう。洗顔は摩擦を避け、ぬるま湯でやさしく洗います。保湿はしっかりと行い、紫外線対策(日焼け止め・帽子・日傘)も欠かさないようにしましょう。アルコールや香料を含む化粧品は刺激になることがあるため、低刺激のものを選ぶことをおすすめします。肌への負担を減らすことで、症状の悪化を防ぎます。

生活習慣の改善
紫外線、アルコール、香辛料、温度変化などの悪化要因をできる範囲で避けることが大切です。

レーザー治療(必要に応じて)
毛細血管の拡張による赤みが強い場合には、レーザー治療を行うことで赤みを直接改善する効果が期待できます。本来は

  • レーザー治療(Vビーム)
  • 薬による治療(外用剤、内服薬)

の2本柱で治療を進めていくのが望ましいと言われています。レーザー治療が必要になった場合は浅草駅前まつだ皮膚科と連携して治療を行います。

①赤みや血管拡張の治療

Vビームマイクロボトックス・サーマニードルEVO

②丘疹、膿疱の治療

ビブラマイシン内服・メトロニダゾール外用・アゼライン酸外用

イベルメクチン外用・イソトレチノイン内服 etc…

 

 

 

 

 

 

ー治療例ー

 

 

 

 

 

 

 

 

ー受診の目安ー

「これくらいなら様子を見ても大丈夫かな?」と迷うことはありませんか?

以下のようなサインがみられる場合は、早めに皮膚科へご相談ください。

 

顔の赤みが長期間続いている

ほてりやヒリヒリ感、熱感が気になる

ニキビ治療をしているのになかなか改善しない

鼻や頬の毛細血管が目立つ

スキンケアや化粧品がしみやすい、肌が敏感になっている

赤みが気になって、外出やマスクを外すことが億劫になっている

ニキビのような発疹を繰り返している

市販薬や自己ケアで改善しない

 

酒さは慢性的な疾患ですが、適切な治療と日常ケアを続けることで、症状を落ち着かせることができます。「体質だから」と諦めずに、ぜひ一度当院へご相談ください。患者さまお一人おひとりの状態を丁寧に診察し、最適な治療をご提案いたします。

 

 

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