ヘルペスについて|新橋駅前まつだ皮膚科|皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科

〒105-0004東京都港区新橋2-10-5末吉ビル4階

Tel.03-3504-1211

デジスマ予約(初診・再診) 初診予約はこちら
下層MV(PC)

ヘルペスについて

ヘルペスについて|新橋駅前まつだ皮膚科|皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科

2026年5月11日

ヘルペスについて

ーヘルペスとはー

ヘルペス(単純ヘルペス、単純疱疹)とは、「単純ヘルペスウイルス(HSV)」によって引き起こされる感染症で、皮膚や粘膜に感染することで、水ぶくれや痛みを伴う症状が現れるのが特徴です。このウイルスは一度感染すると完全に排除されることはなく、神経の中に潜伏し続けます。そして、体調不良やストレス、疲労、紫外線、免疫力の低下などをきっかけに再び活性化し、同じ場所に繰り返し症状が現れることがあります。代表的なものとして、唇や口の周りにできる「口唇ヘルペス」と、陰部に症状が現れる「性器ヘルペス」があり、どちらも日常的によくみられる疾患です。単純ヘルペスウイルスにはHSV-1とHSV-2の2種類があります。HSV-1は主に口や顔に、HSV-2は主に性器に感染します。

症状が軽い場合でも違和感や痛みを伴うことが多く、見た目の変化が気になる方も少なくありません。早めに対処することで、症状の悪化や長期化を防ぐことができます。

 

 

 

ーこんな悩みありませんか?-

「口の周りに水ぶくれが繰り返しできる」

✓唇やその周りにピリピリ・チクチクした違和感がある
✓同じ場所に繰り返し水ぶくれができる
✓小さな水ぶくれが集まってできている
✓水ぶくれが破れてしみる・痛い
✓疲れているときや風邪のあと、ストレスがかかると必ず出てくる
✓陰部に違和感や痛み、水ぶくれがある
✓かさぶたになってもまた繰り返す

そんなお悩みはありませんか?

このような症状がある場合、ヘルペスの可能性があります。

ヘルペスは再発を繰り返す疾患であり、「またか」と憂鬱な気持ちになる方も少なくありません。また、感染経路の性質上、パートナーへの感染を心配して精神的なストレスを抱える方もいらっしゃいます。ヘルペスは決して珍しい病気ではなく、適切な治療と日常ケアで上手に付き合っていくことができます。お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

ー原因はー

ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(HSV)への感染によって発症します。初感染後、ウイルスは神経節に潜伏し続けます。以下のような状況で免疫力が低下すると、ウイルスが再活性化して再発します。

⊡主な原因・きっかけ
✓単純ヘルペスウイルス1型(主に口周り)

✓単純ヘルペスウイルス2型(主に陰部)

✓疲労や強いストレス

✓発熱や風邪などの体調不良(感染症)

✓紫外線の影響

✓睡眠不足・疲労

✓免疫力の低下

✓ホルモンバランスの変化

✓免疫抑制剤・ステロイドの使用

初めて感染した後、ウイルスは神経節に潜伏し続けます。その後、体の抵抗力が落ちたタイミングで再活性化し、症状として現れます。また、水ぶくれの中にはウイルスが多く含まれているため、接触によって他の部位や他の人へ感染する可能性があります。

 

 

ー主な症状ー

ヘルペスは、症状が出る前に違和感や痛みが出現することが多いのが特徴です。

⊡症状の経過
✓ピリピリ・チクチクとした前兆
✓赤みや軽い腫れ
✓小さな水ぶくれが複数できる
✓水ぶくれが破れてただれる(びらん)
✓かさぶたになって治癒する

水ぶくれは集まってできることが多く、破れると痛みやしみる感じが強くなります。

さらに、ヘルペスは症状が出る部位や状態によって、以下のように分類されます。

⊡主なタイプ

口唇ヘルペス

唇や口の周り、鼻の下などに水ぶくれができるタイプで、最も一般的です。ピリピリとした違和感やかゆみから始まり、赤みと水ぶくれができてかさぶたになります。疲労やストレス、体の免疫が低下しているときなどに再発しやすいのが特徴で、1〜2週間程度で治まることが多いです。

性器ヘルペス

陰部やその周囲に強い痛みを伴う水ぶくれやびらんが現れます。初感染では症状が強く、排尿時の痛みや発熱、倦怠感、リンパ節の腫れを伴うこともあります。再発を繰り返すことがあります。再発時は初感染より症状が軽い傾向があります。

カポジ水痘様発疹症

アトピー性皮膚炎など皮膚のバリア機能が低下している方に起こることがある重症型です。顔や体に広範囲にわたり水ぶくれやびらんが急速に広がり、発熱や全身症状を伴うことがあります。早期の治療が重要です。

 

 

 

 

ー検査・診断ー

ヘルペスの診断は、主に問診と視診によって行います。症状の部位・現れ方・再発の頻度などを確認します。

必要に応じて以下の検査を行うこともあります。

・ウイルス抗原検査(皮疹からウイルスを検出する)

・血液検査(抗体価の確認・初感染か再発かの判断)

見た目が似ている疾患として、帯状疱疹・虫刺され・口内炎・とびひ・性病(梅毒など)などがあります。見た目だけでは区別がつきにくいことがあり、疾患により治療方法が全く異なります。典型的な症状であれば診察のみで診断されることが多いですが、初感染や症状がはっきりしない場合には検査を行うこともあります。正確な診断のうえで適切な治療を受けることが大切です。

 

 

 

 

 

ー治療についてー

一度感染するとウイルスが体内の神経節に潜伏し続け、免疫力が低下したときに再び活性化して症状が現れます(再発)。完全に体内からウイルスを排除することはできませんが、適切な治療と管理によって再発の頻度を減らし、症状を軽くすることができます。

 

ヘルペスの治療では、ウイルスの増殖を抑えながら、症状を早く落ち着かせることが重要です。症状の出始めなど、できるだけ早い段階で治療を開始することで、重症化や長期化を防ぐことができます。

⊡主な治療方法

抗ウイルス薬(内服)

治療の中心となるのは飲み薬(抗ウイルス薬の内服)による治療です。バラシクロビル・ファムシクロビルなどが使用されます。ウイルスの増殖を抑える作用があり、症状の進行を防ぎ、治るまでの期間を短くする効果が期待できます。違和感やピリピリとした前兆の段階で服用を開始することがポイントです。早めに服用を開始するほど効果的です。重症例や免疫力が低下している方には点滴で投与することもあります。症状が出ていないときに受診いただいて、事前にファムビルやアメナリーフ等の内服薬を処方することもできるようになりました。(PIT療法)

外用薬(塗り薬)

口唇ヘルペスなど軽い症状の場合には、塗り薬(抗ウイルス作用のある外用薬)が用いられることもあります。患部に直接作用させることで症状の悪化を抑えますが、飲み薬と比べると効果は穏やかなため、症状の程度に応じて使い分けが行われます。

再発予防の治療

年に6回以上ヘルペスを繰り返し発症する方に対しては、再発を抑えることを目的とした治療が検討されることがあります。一定期間、抗ウイルス薬を毎日少量服用し続けることで再発を予防する「再発抑制療法」が選択肢となります。再発の頻度や症状の重さを大幅に減らす効果が期待できます。

日常生活でのケア

治療とあわせて、再発のきっかけとなる要因を避けることも大切です。

✓十分な睡眠と休養をとる
✓疲労やストレスをためない
✓体調管理を意識する
✓強い紫外線を避ける(口唇ヘルペスの場合)
✓患部をむやみに触らない
✓タオルや食器の共用を避ける

こうした日常のケアを行うことで、症状の悪化防止や再発予防につながります。

 

 

ー受診の目安ー

「いつものことだから」と様子を見てしまう方も多いですが、ヘルペスは早めの治療がとても重要です。

受診をおすすめするサイン

✓初めて症状が出た

✓痛みが強い、しみる

✓症状が広がっている

✓発熱や倦怠感を伴う

✓何度も繰り返している

✓市販薬で改善しない

✓アトピー性皮膚炎があり、急に広範囲に水ぶくれが広がった

✓初めて症状が出て、ヘルペスかどうか確認したい

ヘルペスは適切な治療により、症状を軽くし再発のコントロールも可能な疾患です。

「少し違和感がある」「またできそう」と感じた段階でも、早めにご相談いただくことで、症状の悪化を防ぐことにつながります。気になる症状がある場合は、お気軽に皮膚科へご相談ください。

 

 

 

 

TOP