蜂窩織炎について|新橋駅前まつだ皮膚科|皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科

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蜂窩織炎について

蜂窩織炎について|新橋駅前まつだ皮膚科|皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科

2026年6月02日

蜂窩織炎について

ー蜂窩織炎とはー

 

「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」とは、皮膚の深い部分や皮下組織に細菌が入り込み、炎症を起こす感染症です。「蜂巣炎(ほうそうえん)」とも呼ばれます。主に黄色ブドウ球菌や溶連菌などの細菌が原因となり、皮膚の赤み・腫れ・熱感・痛みなどの症状が現れます。下肢や足背、顔などに多くみられますが、体のどこにでも生じる可能性があります。感染症ではありますが、他の人に感染することはありません。ステロイドを飲んでいる方、糖尿病の方、傷口が不潔な状態になっている方、むくみがある方は重症化しやすく、繰り返し発症することもあります。放置すると炎症がさらに深部へ広がり、入院治療が必要になるケースもあるため、早めの診断と治療が重要です。

 

 

 

ーこんな悩みありませんか?-

足の痛み/年配男性のイラスト

「急に足が赤く腫れてきた」

「足が赤く腫れて、触ると熱っぽく、ズキズキ痛む」

「虫刺されだと思っていたらどんどん腫れてきた」

「急に皮膚が赤くなって、どんどん広がっている」

「以前もなったことがあって、また再発してしまった」

「虫刺されや傷のあとから悪化してきた」

 

こんなお悩みありませんか?

 

蜂窩織炎は、初期には軽い皮膚炎のように見えることもありますが、時間とともに赤みや腫れが広がり、強い痛みや熱感を伴うようになることがあります。特に足に起こることが多く、歩行時の痛みや発熱によって日常生活に支障をきたすことも少なくありません。

また、「ただの虫刺されかな」「少し赤いだけ」と様子を見ているうちに、症状が急速に悪化するケースもあります。悪化する前に皮膚科に受診しましょう。

 

 

 

ー原因はー

蜂窩織炎の主な原因は、皮膚のバリア機能が低下した部分から細菌が侵入することで感染します。通常、健康な皮膚は細菌の侵入を防いでいますが、小さな傷や皮膚トラブルがあると、そこから細菌が入り込み感染を起こします。

特に以下のような状態がきっかけになることがあります。

✓虫刺されや擦り傷

✓ひび割れ・乾燥肌

✓水虫(足白癬)

✓湿疹や皮膚炎

✓巻き爪や傷口

また、糖尿病や免疫力の低下、リンパ浮腫などがある場合は、細菌に対する抵抗力が弱くなり、発症しやすくなります。

⊡悪化・再発のリスクとなる要因

✓糖尿病

✓慢性的なむくみ

✓肥満

✓免疫力の低下

✓足の清潔環境の悪化

このように蜂窩織炎は、皮膚の小さな傷をきっかけに起こることが多く、日頃のスキンケアや足のケアも予防につながります。

 

 

 

 

 

ー主な症状ー

蜂窩織炎では、感染した部位に急激な炎症症状が現れます。特に下腿(すね)や足に多くみられますが、顔や腕などに起こることもあります。

はじめは一部の赤みや違和感程度でも、時間とともに赤みや腫れが広がり、熱感や痛みが強くなっていくのが特徴です。

⊡代表的な症状

・皮膚の赤み

・腫れ・むくみ

・熱感(触ると熱い)

・ズキズキする痛み

・赤みが急速に広がる

・発熱、寒気、倦怠感

症状が進行すると、歩行困難になるほど痛みが強くなることもあります。また、高熱を伴う場合には全身へ感染が広がっている可能性もあるため注意が必要です。

 

⊡重症化した場合

治療が遅れると、感染が筋肉・筋膜にまで及ぶ「壊死性筋膜炎(えしせいきんまくえん)」や、重症の細菌感染により血圧が保てなくなる「敗血症性ショック」という生命に関わる重篤な状態に進行することがまれにあります。患部が急速に広がり、黒く変色する・激しい痛みがある、意識がはっきりしない、等の症状がある場合は、早めの対応が必要です。

 

 

 

 

ー検査・診断ー

蜂窩織炎の診断は、主に問診と視診・触診によって行います。発症した部位・赤みの広がり・痛みの程度・発熱の有無・基礎疾患などを確認します。

必要に応じて以下の検査を行うこともあります。

・血液検査(炎症反応・白血球数の確認)

・細菌培養検査(原因菌の特定)

見た目が似ている疾患として、

・虫刺症(虫刺され)

・深部静脈血栓症(DVT)

・痛風

・偽痛風

・接触性皮膚炎

・壊死性筋膜炎

などがあります。

 

 

 

 

ー治療についてー

蜂窩織炎の治療では、原因となる細菌に対して抗菌薬を使用します。症状の程度や全身状態に応じて、内服薬または点滴治療を行います。

抗菌薬(内服・点滴)

蜂窩織炎の治療の中心となるのが抗菌薬です。原因となる細菌に対して効果のある薬を使用し、炎症を抑えていきます。比較的軽症の場合は内服薬で治療を行うことが多いですが、赤みや腫れが強い場合、高熱を伴う場合、炎症が急速に広がっている場合には点滴治療が必要になることもあります。

痛み・発熱への対応

炎症に伴う痛みや熱感、発熱が強い場合には、解熱鎮痛薬を使用することがあります。痛みを和らげることで、日常生活での負担軽減にもつながります。

安静

患部を安静にすることも大切な治療の一つです。特に下肢に蜂窩織炎を発症した場合、できる限り歩いたり体重をかけたりせずに過ごすことが必要です。

予防・対策

蜂窩織炎は、虫刺され・傷・水虫・湿疹・ひび割れなど、皮膚の小さな傷口から細菌が侵入して起こることが多いため、原因となった皮膚疾患をあわせて治療することが再発予防につながります。特に足の水虫や慢性的な乾燥、むくみがある場合は、繰り返し発症しやすいため、スキンケアや足の環境改善も重要になります。

 

 

 

 

 

 

ー受診の目安ー

「これくらいなら様子を見てもいいかな?」と迷うこともありますが、蜂窩織炎は早めの治療が大切です。

 

✓赤みや腫れが急速に広がっている

✓強い痛みや熱感がある

✓発熱・寒気・倦怠感を伴う

✓歩くのがつらい

✓虫刺されや傷のあとから悪化してきた

✓糖尿病や免疫低下の持病がある

✓足・顔などが赤く腫れて、熱を持っている

✓以前に蜂窩織炎になったことがあり、また同じような症状が出た

蜂窩織炎は、早期に適切な治療を行うことで改善が期待できる疾患です。一方で、放置すると重症化することもあるため、自己判断せず、気になる症状がある場合は早めにご相談ください。

 

 

 

 

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