魚の目（鶏眼）とは

魚の目の原因

魚の目は、皮膚に繰り返しかかる圧力や摩擦によって発生します。皮膚は外的刺激から体を守るために角質を厚くして対応しますが、その角質が一部に集中して硬くなると魚の目と呼ばれます。
代表的な原因は以下のとおりです。

主な症状

• 足の裏や指に硬い角質の塊ができる
• 中央に芯があり、押すと鋭い痛みを感じる
• 歩行や運動のたびに痛みが増す
• 放置すると炎症を起こし、歩きにくくなることもある

こんな症状ありませんか？

• 靴を履くと足の同じ場所に強い痛みを感じる
• 歩行のたびに足裏が刺されるように痛い
• 硬い角質が繰り返し同じ場所にできる
• 市販のスピール膏を使っても改善しない

検査・診断

魚の目は、医師の視診で診断可能です。
ただし、タコやウイルス感染によるいぼ（ウイルス性疣贅）と外見が似ており、自己判断で処置すると悪化することがあります。
特にいぼはウイルス性で感染するため、区別が重要です。皮膚科ではダーモスコピーなどで詳しく観察し、適切に診断します。

治療

日常生活での注意点

• 自分でカッターやハサミで削らないこと
• 靴は足の形に合ったものを選び、長時間のハイヒールは避ける
• 足を清潔に保ち、保湿を心がける
• 定期的にフットケアを受けるのも有効

魚の目は「放置すれば自然に治る」と思われがちですが、芯が深く食い込むため自然治癒は困難です。痛みを我慢して歩くと姿勢や腰にまで悪影響を及ぼすことがあります。皮膚科で正しい診断と処置を受けることが早期改善への近道です。